市指定 楠の浦の鯨塚

更新日:2023年02月14日

楠ノ浦の鯨塚

よ み:くすのうらのくじらづか

所在地:明浜町俵津

所有者:西予市

指定年月日:昭和49年10月1日


 

明浜町俵津から狩江に向かって行く国道378号線の途中にある渡江トンネルの手前で左に曲がって、旧道を約400m近く進むと道路左側に小さな祠があり、その中に「嗚呼大鱗鯨子墓」と刻まれた鯨塚がある。

この鯨塚は、以前は波打ちぎわに建っていた関係で網舟の綱取りにされていた。根本から折れて放置されたため、人々の記憶からは消え去っていた。ところが昭和47年5月17日、当時の教育長だった酒井徳氏が海水検査に降り立った際、波に洗われている墓碑を見つけ、翌年青年達の手によって復元された。

墓碑銘の右側に「明治三」、左側に「年月」、下には「組中建之」とあるが、この碑の建立のいきさつについては誰も知っている者はいないようである。

県道の波打ちぎわでは訪ねていくにも不便で、人目にも付かないことから昭和56年に現在地へ移転されている。

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