市指定 針口天秤

更新日:2018年07月06日


よ み:はりぐちてんびん

所在地:明浜歴史民俗資料館

所有者:西予市

指定年月日:昭和57年5月1日


 

明浜歴史民俗資料館には、江戸時代に豆板銀や丁銀などを量るために使った秤が展示さている。これは明浜町宮野浦出身の二宮英則さん(伊丹市在住)が資料館へ寄付されたものある。

最大高73.5センチメートル、最大幅73センチメートル、皿径14センチメートルを測り、皿には「極中堀与八郎(花押)」の(きわめ)印がある。分銅は10個現存するが、本来は18~19個揃っていたと思われる。天秤の製作販売は秤坐が独占し、刻印にある中堀は秤細工職人の家。分銅は後藤家の専業であった。

同じものが、宇和島市吉田町のお掛屋佐川家にもある。宮野浦の二宮家は、江戸時代に代々横目役を務めてきた家柄で、この地区の人々はこの天秤を横目天秤と呼んでいた。

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