市指定 天満神社発句献額
よ み:かすがじんじゃほっくけんがく
所在地:明浜町田之浜
所有者:天満神社
指定年月日:昭和57年5月1日
天満宮の拝殿に大きな俳額が奉納されている。この俳額は明治25年の造営を請け負った宇和町瀬戸の広田孫作(潜龍)が中心になって各地から俳句を募集し、出雲の鈎年庵曲川宗匠、京都の不識庵聰秋宗匠、大坂の黄華庵南齢宗匠、伊予の雨逎夜庵幽斉宗匠等に選を依頼し入選80句と選者吟3句を板に墨書した額である。出句者は宇和地方を中心に、宇和島、八幡浜、遠くは大阪、京都、阿波、宇佐方面からの応募者があった。
美しう 夜明て曇る さくらかな 東多田眠蝶
相傘に 袖ぬらしけり 花のあめ 東多田潜龍
等の外に地元から2人入選している。
隣まで 往くも眠たし 春のあめ 田之浜泉渓
日は西に おひて美し 初わらじ 高山薫陶
明治26年の奉納で、正岡子規が「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の俳句を作った年より2年前になる。
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更新日:2018年07月06日