市指定 阿下歌舞伎衣裳

更新日:2018年07月06日


よ み:あげかぶきいしょう

所在地:シルク博物館

所有者:阿下地区

指定年月日:平成5年10月27日


 

阿下歌舞伎は、江戸時代後期(天保のころ)、地区の人々の農閑期の娯楽としてはじめられたといわれ、以来、阿下歌舞伎は、代々地区の人々に受け継がれ、昭和40年(1965)頃までは毎年2日間の定期公演を行うほか、請われて近くの村々まで公演するなど活発な活動をしていた。しかし、テレビなどの普及も影響し、人々のライフスタイルや娯楽が大きく変化したため次第に衰退し、公演活動は中止されている。

阿下歌舞伎の衣裳類は、阿下及び近隣集落の人々から寄付されたものであり、その人たちの心情を思う阿下の有志の協力により大切に保存されてきた。そのなかには、江戸前期の作といわれる能衣裳を転用した小袖など貴重な資料がある。

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