市指定 絵馬

更新日:2018年07月06日


よ み:えま

所在地:野村町四郎谷

所有者:三島神社

指定年月日:平成13年1月25日


 

賤ヶ岳七本槍の絵馬は、門脇新左衛門盛豊(称号樵雲)の絵であり、愛媛新聞社編の『伊予の絵馬』にも収録されている。質の高い絵馬で約70cm×90cmの大作であり、元治元年(1864)盛豊19才の時に描いたという。

盛豊は、宇和山田村の木村寛兵衛の二男に生まれ、請われて門脇家の養子となった。間もなくして明治維新となり廃藩置見断行となって庄屋は罷免され、以後農耕を業として幼少の頃に学んだ絵に専心した。彼の最も円熟した頃の作品として、宇和町明石寺本堂格天井絵が知られる。四郎谷三島神社拝殿の賤ヶ岳七本槍は、戦勝の豊臣秀吉と七人の家来が描かれ、保存状態も極めてよく色彩も鮮やかに見える。内殿入口玄関に当たるところには格天井の十二支等も描かれている。

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