市指定 十二天画幅

更新日:2018年07月06日

十二天画幅

よ み:じゅうにてんがふく

所在地:西予市宇和町河内

所有者:福楽寺

指定年月日:昭和58年12月9日


 

十二天はインドの古代神が仏教に取り入れられ護法神となったもの。方角や地水火風などを神格化したものあるいは方位等に神格を配置した。

日本でもっとも古い作例は西大寺蔵の十二天像とされる。十二天とは、帝釈(たいしゃく)天・火天・焔摩天・羅刹(らせつ)天・水天・風天・毘沙門(びしゃもん)天・伊舎那(いしゃな)天・(ぼん)天・地天・(じつ)天・(がつ)天をいう。これらの諸神は天地一切を守護するというので、密教では、十二天法、または十二天()という修法(しゅほう)を行う。

福楽寺においても、かつてはこの修法が行われていたのであろう。当時所蔵の画像について「宇和旧記」に、「十二天之像、是は応永年中に出来(しゅったい)のよし」とあるところから14世紀の画像とされる。

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