市指定 鰐口
よ み:わにぐち
所在地:西予市宇和町明間
所有者:四道組
指定年月日:昭和58年12月9日
鰐口とは、鈴鼓を二枚合わせ、下に口をつけた扁平な形で、釣り下げるための耳を上辺に2個付けたものをいう。打楽器の一種で鋳銅ないしは鋳鉄製が多い。寺院や神社の正面の軒に懸ける。鰐口という名称は、この器の口が鰐の口に似て「和漢三才図絵」の神祭仏器の項に「口を裂くの形、たまたま鰐の首に似たるが故に之を名ずくるか」といわれる説によるものか、起源は明らかでない。
この大師堂の鰐口も、上半に2個の半環状の釣手がつき、中央の撞座及び中区には花文が鋳出され、外周には35個の小円浮文をめぐらしている。
なお、裏面には元禄充丑年(1697)九月吉日、作者亀屋五郎右衛門と陰刻されている。
この記事に関するお問い合わせ先
まなび推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6415
ファックス番号:0894-62-1115
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2018年07月06日