市指定 石斧(明浜歴史民俗資料館)

更新日:2018年10月24日

市指定石斧宮野浦出土

よ み:せきふ

所在地:明浜歴史民俗資料館

所有者:西予市

指定年月日:昭和59年10月1日


 

川口与八氏が忠兵衛氏の山で、昭和24(1949)年頃に採集した小型の石斧。蛇紋岩製で、長さ9cm、幅3.5cm、重さ165gをはかる。刃部に(しのぎ)はなく偏った両刃になっており、刃こぼれが見られる。木材の加工に用いられたと考えられる。縄文時代から弥生時代のものと思われるが、詳細な時期は不明である。

蛇紋岩製の石斧は、宇和島市津島町の犬除(いぬよけ)遺跡(縄文時代後期)、三崎町の野坂貝塚(縄文時代晩期)、高知県土佐市の居徳遺跡(縄文時代晩期~弥生時代前期)などから出土しているが、本品のような形のものは例がなく、他地域から持ち込まれた可能性も考えられる。

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