市指定 大般若経(長善寺)

更新日:2018年07月06日


よ み:だいはんにゃきょう

所在地:西予市城川町魚成

所有者:長善寺

指定年月日:昭和38年3月22日


 

長善寺大般若経は、鎌倉時代、南北朝後期~室町時代前期に書写されたものである。鎌倉時代の写経は文治元年(1189)のもので、南予に現存する最古の書写年代の写経とされる。南北朝後期~室町時代の写経は570帖とこの大般若経の中心をなしており、南北朝後期としては嘉慶元年(1387)、康応元年(1389)、明徳4年(1393)のものがあり、室町前期では応永2~4年(1395~1397)のものがあり、伊予国宇和庄内の各寺院で書写された。江戸期の補写経は15帖で、経櫃蓋裏に記された享保15年頃のものと思われる。

中国宋版の書体の影響を受けた書風や料紙の巾や用字などからは宇和島市妙徳寺大般若経と同じ文化圏にあることや、発願の趣旨からは長善寺経の独自性などが指摘されている。

(参考:山本信吉2011「西予市城川町長禅寺所蔵「大般若経」について」『研究紀要』16、愛媛県歴史文化博物館)

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