平成30年度第1回歴史文化講演会を開催しました


10月21日(日曜日)に今年度第1回目の歴史文化講演会を開催しました。
今年度は、西予市明浜町狩浜の文化的景観調査報告書が刊行されたことを受けて、調査成果を広く市民と共有しようと計画しています。
第1回目は、京都府立大学の上杉和央先生に「狩浜の魅力と文化的景観を活かしたまちづくり」と題し、楽しくわかりやすくご講演いただきました。
講演の様子は、西予ケーブルテレビで放映される予定です。
【要旨】
文化的景観とは「地域らしさ」がにじみ出た景観のことで、「どこにでもあるけど、どこにもない」景観のこと。
狩浜もミカン産地としては愛媛県のどこにでもあるが、自然を生かした歴史や生業の履歴が海、里、山によく残っており、どこにもない魅力がある。
集落には生活生業をあらわす多様な主屋や付属屋がよく残されているのも特徴だ。
また文化的景観の価値を代表しているものは将来に確実に継承し、価値をよく反映しているものや価値に沿っているものはその良さを維持するとともに割合を高めていく必要があるし、修正すべきところは全体に占める割合を減らしていくことが文化的景観を活かしたまちづくりの方向性。
地域の個性を生かした未来を創造するには、過去から現在まで紡がれてきた「地域らしさ」を再確認することが大事だ。
今後は、みんなで作り上げていく必要があり、これまでの人と人の間をつながりを大事にし、かつ新しいつながりを創出してほしい。
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更新日:2018年10月25日