西予市基本データ
西予市の紹介
自然と文化と人が輝く交流のまち
愛媛県南部に位置する、豊かな緑に覆われた美しい山々と、青く、深く広がる海。広大な大地の中で、多彩な自然を持ち合わせたまちーそれが西予市です。
平成 16年4月1日、東宇和郡の明浜町・宇和町・野村町・城川町、そして西宇和郡三瓶町の五町が合併して誕生しました。
各町はこれまでも共同で広域行政を進めてきた実績があり、また文化の土壌を共有しながら産業や人的交流が盛んに行われてきました。
市の特徴
海抜0メートルから1400メートルの地理的に恵まれた地「西予市」は、総面積が514・34平方キロメートル。そのうち 75パーセントを山林が占めています。
県下でも広大な土地を有する西予市は、広さに比例して伝統的文化的特性から産業的な特性に至るまで、多彩な顔を持っています。
各地域には歴史的建造物や古墳群など数多くの文化遺産のほか、民俗芸能や伝統行事が保存伝承されています。
特産品
愛媛の代表みかんのほか、魚介類、米、ぶどう、栗、乳製品、牛肉類など、四国一ともいえる多品目産地でもあります。
交通
合併と同年の平成 16年4月に四国横断自動車道・西予宇和インターチェンジが開通しました。県都松山からの所要時間は約1時間。県南部の拠点として、人・物の交流が活発です。
各町の紹介
明浜町
東西約14キロメートル、南北約3~5キロメートル、総面積25.98km2 (旧計測値)
東西に細長い海岸線は、佐田岬半島宇和海県立公園の中心的な位置にあって、典型的なリアス式海岸が美しい景観をつくっています。
冬でも菜の花が咲き誇る明浜地区は、世界のオレンジ地帯と同緯度にあるみかん産地で、温州みかん等柑橘類の栽培、水産業としてはチリメン漁や真珠・ハマチ等の養殖が盛んです。
「あけはま」という地名は、今から700~800年前頃まで明浜(あかはま)と呼ばれていた史実がありますが、明るく未来に開ける浜という期待を込めて、合併の際に一般公募した中から選ばれました。
現在の明浜地区は、昭和33年1月1日、豊海村・高山村の2村が合併して誕生しました。
宇和町
東西約18キロメートル、南北約14キロメートル、総面積132.53km2 (旧計測値)
周囲を400~800mの連山山脈に囲まれた山間盆地のため、冬の寒気はきびしく夏は冷涼で伊予の軽井沢と呼ばれています。
県下有数の穀倉地帯として知られる宇和では、広い水田を生かした米づくりと施設園芸(イチゴ・ブドウ・花き等)が展開されています。
「うわ」という地名は、律令時代からの伊予国宇和郡の呼称と言われていますが、由来は定かではありません。
現在の宇和地区は、昭和29年3月31日、多田村・中川村・石城村・宇和町・田之筋村・下宇和村の1町5村が合併して誕生しました。
また、昭和33年には、大洲市の一部(鳥坂・正信)を編入して現在に至っています。
野村町
東西約42キロメートル、南北約16キロメートル、総面積187.60km2 (旧計測値)
四国カルストの源氏ヶ駄場をはじめとする急峻な山々に囲まれた地域であるため、典型的な農村地帯を形成しています。
農産物では、酪農・畜産・葉タバコをはじめ、近年ではキュウリを中心とする野菜が急成長しています。
「のむら」という地名は、室町時代から呼ばれていた史実がありますが、由来は定かではありません。
一説には、昔、野村彦助という人がいて、その人の名前をとって「野村」というようになったとも言われています。
現在の野村地区は、昭和30年2月11日、野村町・渓筋村・中筋村・惣川村・貝吹村と横林村の一部の1町5村が合併して誕生しました。
城川町
東西約17キロメートル、南北約13キロメートル、総面積127.31km2 (旧計測値)
高知県との境を接する四国山地に抱かれた城川町は、伊予の国のもっとも奥まったところにあることから、「奥伊予」と呼ばれています。
基幹産業の林業を中心に、農産物では肉用牛、トマト、栗、ユズは県下屈指の生産額となっています。
「しろかわ」という地名は、合併村民の公募によるもので、「城」は土居村の土と魚成村の成、「川」は高川村と遊子川村の川で表現したものです。
現在の城川地区は、昭和29年3月31日、遊子川村・土居村・高川村・魚成村の4村が合併して黒瀬川村となり、その後、昭和34年4月1日に名称変更し町制となって誕生しました。
三瓶町
東西約8キロメートル、南北約12km、総面積41.36km2 (旧計測値)
県の西部、西宇和郡の南部に位置し、東は宇和地区、南は明浜地区、北は八幡浜市に面し、西にはリアス式海岸の三瓶湾が開けています。
背後には300mから500mの急峻な山々が連なっています。
そのため平地に乏しく集落は湾岸に立地しています。基幹産業は農漁業を中心とする第1次産業であり、昭和36年に農水省のモデル地区に指定された養豚団地の完成で畜産は県内最大規模となっています。
また漁業では、はまち、ヒラメの養殖と大型巻き網が主体となっています。
「みかめ」という地名は、嵐の翌朝に打ち上げられた鼓と剣、そして三つの瓶をおそれ、ほこらに納めた伝承からこう呼ばれるようになりました。
現在の三瓶地区は、昭和30年、三瓶町・二木生村・三島村と双岩村の一部が合併して現町制となって誕生しました。
西予市の市章
西予(ヨ)の文字を図案化したもので、青を基調に清らかな川の流れと青い空、青い宇和海を表し、円で市民の和と交流の輪を表現しています。
西予市のシンボル
「花」 レンゲソウ 分類/マメ科ゲンゲ属
制定理由
春の風物詩でもあるレンゲソウは、市内の水田に広く群生しており、一面に咲き誇る可憐なピンク色の花は人々の心を和ましてくれる田園風景の象徴です。
レンゲソウが群生する様は、市民の連帯と総力を結集し明るい未来を築く地域づくりを象徴するものであることから、「レンゲソウ」を市の花として制定しました。
「木」 ブナ 分類/ ブナ科ブナ属
制定理由
市面積の8割を占める広大な森林資源を有する西予市の中にあって、特に四国の屋根「大野ヶ原」にあるブナの原生林は、市の誇れる貴重な財産です。
山の保水力を高めるブナは緑のダムともいわれ、森林の持つ環境保全機能を代表する樹木であり、自然生態系が保全される価値ある森林(もり)であることから、市の守り育てる森林環境の象徴として、「ブナ」を市の木に制定しました。
「鳥」 ウグイス 分類/ スズメ目ウグイス科
制定理由
市内に広く生息し、春を告げる鳥としてそのさえずりは人の心を癒し、容姿の美しさは人の心を和ませる魅力があります。
市民の平穏で心豊かな居住環境を有するさわやかな市の象徴として、「ウグイス」を市の鳥に制定しました。
「魚」 アジ 分類/アジ科マアジ属
制定理由
自然豊かなリアス式海岸を有し、豊富な魚種・海産物に恵まれた宇和海の中でも、釣魚としても、食用としても地域に親しまれ、好まれているのがアジです。
海洋の保全と水産資源の適正な管理を推進し、豊かな海づくりの象徴として「アジ」を市の魚に制定しました。
「昆虫」 ホタル 分類/ 昆虫目ホタル科
制定理由
農山漁村を形成する西予市の中で、美しく清らかに流れる川にホタルの飛び交う情景は、自然豊かな田舎の原風景そのものです。
河川の美化や自然環境の保全による美しい故郷づくりの象徴として、「ホタル」を市の昆虫に制定しました。
西予市名誉市民
市では、広く社会の進展に貢献し、顕著な功労のあった方へ西予市名誉市民の称号を贈り、顕彰しています。これまでに称号をお贈りした方々を紹介します。
この記事に関するお問い合わせ先
政策推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6421
ファックス番号:0894-62-6501
更新日:2018年04月01日