楠本イネについて

更新日:2019年05月07日

シーボルトの娘で、日本初の産科女医となった「楠本イネ」の生涯を紹介します。

【楠本イネ】

長崎出島に赴任していたドイツ人医師シーボルトと日本人妻の楠本滝の娘として、1827年長崎に生まれる。

父シーボルトは、イネが2歳の時日本を追放され、幼少期は母のもとで暮らす。

18歳の時、向学心から、シーボルトの弟子であった二宮敬作を頼り、この地(西予市宇和町卯之町)を訪ねた。

敬作の下で医学を学び、数ヶ月後、産科修行のため岡山に向かう。その後、28歳で再び敬作に師事し、卯之町、宇和島、長崎と敬作に同行。共に開業し、多くの人を助けた。

47歳で宮内庁御用掛になるなど、高い医術を持ち、日本初の女性産科女医といわれる。

読書をするイネ

大洲市立博物館所蔵

 

西予市では、イネが少女期を過ごし医師を志したまちとしての「縁」を重んじ

イネの偉業を顕彰し、女性医師を奨励することで社会における女性活躍躍進に繋げ、

且つまちづくりのツールとして位置付けた「西予市おイネ賞事業」を展開しています。

 

第7回 西予市おイネ賞事業 表彰式典・シンポジウムの様子↓

この記事に関するお問い合わせ先

政策推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6421
ファックス番号:0894-62-1968

メールフォームによるお問い合わせ