【報告】市民の声 先日西予市の病院が指定管理者を募集している話を聞きました

更新日:2023年04月07日

意見の内容

先日、西予市の病院が指定管理者を募集している話しを聞きました。職員にも突然の話で困惑と失望が大きいと聞いています。西予市の財政難は承知していますし指定管理者制度の利用も致し方ないとは思います。財政難を改善する方法が病院の指定管理者制度利用以外なかったのでしょうか。対象職員と家族の人生を大きく変える事の責任を感じておられるのでしょうか。説明をされる上層部の態度と説明内容も耳を疑う話でした。

私は病院に勤める者の関係者として到底納得は出来ません。市民の腑に落ちる回答をお願いいたします。

性別:女性
年代:50代
公開日:令和5年4月7日

意見に対する答え

先日の住民説明会における説明側の態度に不適切な点がありましたことについては、深くお詫び申し上げます。また、指定管理者制度の検討について突然の発表となりましたことも、事前の周知不足も含め、配慮が足りていなかったことを反省しております。
市立西予市民病院、市立野村病院は、医師、看護師の確保が難しいことに加え、今後の人口減少により、患者、利用者ともに減少が予想され、経営状態はより一層厳しくなってくるものと想定しています。また、市も非常に厳しい財政状況にあり、繰出金の増額を経常的に続けることは難しくなっています。
地域において必要な医療福祉サービスを安定的かつ継続的に提供していくためには、抜本的な病院施設等の経営改革は避けて通れない課題であり、以前からも経営形態の見直しについては検討してきたところです。その中で、医師確保や民間手法による効率的な経営、政策医療の確保などを総合しますと、現時点では指定管理者制度が最も望ましい経営形態であると考えています。
現在のところ、国の支援事業への申請を行った段階であり、事業採択されるかどうかも不明ですが、採択された場合は具体的な経営分析や運営上の諸条件について検討・協議したうえで、指定管理の可否について判断することといたしておりますので、指定管理制度の導入が決まったわけではありません。
仮に、指定管理者制度を導入するとなった場合に、医療従事者である職員の皆さんが市職員の身分を失うことになることは、大変心苦しく感じています。ただし、こうした苦渋の選択をしなければ、地域医療の維持も困難になりつつあることについては、ご理解いただきたいと思います。
なお、事業採択後に支援をいただく予定の法人につきましては、全国規模で事業展開し、安定した経営を行っている実績からも、法人職員としての身分、職の安定性については確保できるものと考えています。
今後、広報等による地域住民の皆さんへのお知らせとともに、関係する職員への丁寧な説明を行う予定としていますので、ご理解を頂きたいと思います。

担当課:医療介護部 医療対策室

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