【報告】市民の声 西予市の医療体制
意見の内容
西予市民病院について、経営悪化につき、救急医療及び診療、療養病院について、市立大洲、八幡浜総合、宇和島病院に委任し、西予市民病院を閉鎖することを提案します。西予市宇和町の西予市民病院は介護老人保健施設つくし苑に転用して活用、元の野村町のつくし苑は耐震強度不足により閉鎖、野村地域医療センターは野村診療所のみとし、一部救急医療、診療業務を行うことを提案します。
性別:男性
年代:40代
公開日:令和7年9月25日
意見に対する答え
西予市民病院は、近年の医療を取り巻く環境の変化や経営面の課題を抱えておりますが、これに対応するため、指定管理制度へ移行し、経営の安定化と医療機能の維持を図っております。
救急医療体制につきましては、将来的には広域的な体制整備が必要になる可能性があると認識しております。しかし、市内に救急対応可能な医療機関がまったく存在しなくなる事態は、災害や急病といった緊急時の初期対応に深刻な支障をきたすおそれがあり、極めて重大な課題です。
したがいまして、市としては、市民の生命と健康を守るためにも、救急対応が可能な医療機関を市内において可能な限り維持していくことが不可欠であると考えております。
次に、「介護老人保健施設つくし苑」の転用案についてですが、つくし苑は現在も多くの入所者・利用者の方にご利用いただいており、特に野村・城川地区の住民にとっては、生活と介護を支える極めて重要な基幹施設です。
この地域では、高齢化が急速に進んでおり、つくし苑は単なる介護施設としての役割にとどまらず、地域全体の介護福祉を支える「中核的な拠点」として、極めて重要な機能を果たしています。地域に密着した信頼関係の中で、多くのご家族が安心して介護サービスを利用されており、移転は容易ではありません。
さらに、つくし苑は平成9年に建築されており、建築当初から新耐震基準に適合した構造となっております。したがって、耐震性については確保されており、安全性に問題はありません。
このような状況を踏まえますと、つくし苑を他の施設へ移転または転用するという選択肢は、耐震性に起因する必要性が全く存在しないばかりか、介護を必要とする多くの地域住民に対して深刻な影響を及ぼすものです。そのため、このような対応は現実的とは言えず、施設の継続的な運用が地域福祉の安定に資するものと考えます。
野村診療所におきましては、現在の外来診療体制を可能な限り継続していくよう取り組んで参ります。
担当課:健康づくり推進課 医療介護推進室
この記事に関するお問い合わせ先
医療介護推進室
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6424
ファックス番号:0894-62-6564








検索
翻訳
メニュー
更新日:2025年09月25日