【報告】ゲルカフェコラム vol.3

更新日:2024年11月25日

国際交流員ドラムスレンによるモンゴルコラム。モンゴルの文化や習慣を「ゲルカフェコラム」と題して紹介していきます!

第3回の今回は、モンゴルの民謡についてです。

ゲルカフェコラム vol.3 ~モンゴル民謡~

モンゴルの民謡は長い歌(オルティーン・ドー)と短歌(ボギノ・ドー)の2種類あります。モンゴルの西部の山が多いところでは短歌がよく歌われ、東南は草原が多いところで長い歌がよく歌われています。

歌唱方法の一番重要なのは息を正しく吸って吐くことです。息を正しく吸うことによって一分以上も吸わないで歌うことができます。日本のコブシを使って歌う演歌に似ていて、長く伸ばして歌うのが長い歌の特徴です。長い歌はモンゴル民衆の労働、礼儀など、文化、歴史そして大草原で暮らす日常生活の中でうまれ自然に発祥し、伝授されてきた芸術です。そのため、多くの長い歌に、歌詞や音源の作者が知られていません。

短歌は長く引き伸ばさないではっきりと歌う、メロディーがはきはきしています。地球や大自然、ふるさと、両親への感謝の気持ちそして家畜をほめたたえて歌います。感情を顔に表現して楽しく歌うのが短歌の特徴だといわれます。

2005年にモンゴルの長い歌がユネスコの世界文化遺産に登録されました。

ドンドゴビ県民族舞踊団

宇和町ふるさと芸能祭で長い歌(オルティーン・ドー)を披露するドンドゴビ県民族舞踊団

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