西予市食品ロス実態調査について(結果報告)

更新日:2021年01月18日

西予市内の全世帯から出る食品ロスの量は、推計で年間約1200トン!

食品ロス実態調査について

「食品ロス」とは、本来食べられるのに捨てられてしまっている食品(食べ残し食品及び期限切れ等による廃棄食品)のことで、日本全国の食品ロスの量は年間643 万トンに上ります。(平成28 年度推計値)

 国は、食品ロスに関する国際的な関心の高まりを受けて、令和元年度に「食品ロス削減推進法」を制定して、食品ロスの一層の削減に向けて取り組みの強化を図っています。

 市では、まずは市内における食品ロスの実態を把握するため、環境省の「食品ロス実態調査支援事業」を活用して、各家庭から排出される「可燃ごみ」の中に含まれる食品ロスの現状を調査しました。

※商品ロス実態調査風景

 

調査結果

実態調査で判明した、西予市の「食品ロス発生量」は以下のとおりです。

  1.  市民一人あたり 、「1日 約 88 グラム!」

  2.  西予市内の全世帯に換算すると、「年間 約 1200 トン!」

  ※年間1200トンの食品ロス廃棄物の処分(焼却)には、約3000万円の経費が必要です。

  ※調査結果の詳細については、以下の「調査報告書」及び「報告書解説」を確認ください。

      01.令和元年度 西予市食品ロス量実態調査報告書(PDF:1.9MB)

      02.実態調査報告書解説(PDF:257.1KB)

 

食品ロスの削減方法

 食料自給率がカロリーベースで37%程度しかない日本において、多くの食料が海外からの輸入に頼っています。その海外には、未だに「飢え」に苦しむ子供たちが大勢いる中で、日本の年間643 万トンにも上る食品ロスの実情はどのように映っているのか、国民一人一人が真剣に考えなければならないテーマとなっています。

 今回の食品ロス実態調査によって、西予市では市内全世帯で「年間約1200 トン」の食品ロスが発生していることが分かりました。食品ロスの削減には、各家庭における取り組みが重要であり、そのポイントは、食材を「買いすぎない」「作りすぎない」「食べきる」工夫です。

 以下に各家庭で実践できる「取組事例」を紹介しますので、市民の皆様のご協力をお願いします。

 

【買物時の工夫】

■冷蔵庫にある食材を確認する

 買物をした後に冷蔵庫に同じ食材があったことに気づき、食材を余らせてしまったことがありませんか?無駄をなくすためにも、事前に冷蔵庫にある食材を確認するようにしましょう。買物前に、携帯電話のカメラ機能で冷蔵庫内を撮影しておくのもよいでしょう。

■必要な分だけ買って、食べきる

 お得品をまとめ買いしたものの、結果的に使わずに、期限が過ぎて捨ててしまったことがありませんか?必要な時に必要な分だけ買う方が、お得な場合もあります。

■利用予定と照らして、期限表示を確認する

 スーパーで買物をする際、期限までの期間がより長いものを買おうと、棚の奥から商品を取っていませんか?すぐに使う予定の食品は、棚の手前の期限が短いものから取るようにしましょう。そのまま期限切れになってしまうと、お店で廃棄され食品ロスが発生してしまいます。

 

【調理、食事での工夫】

■食品に記載されている保存方法に従って保存する

 誤った方法で保存すると、食品の劣化が早くなり期限前に使えなくなる場合があります。正しい方法での保存を心がけましょう。

■野菜は、冷凍などの下処理を行い、ストックする

 一度に食べきれない野菜は、小分けに冷凍保存をして、食材を長持ちさせる工夫をしましょう。

■残っている食材から使う

 新しく買ってきた食材を先に使ってしまうと、残っている食材が傷んでしまう可能性があります。残っている食材から先に使いきるようにしましょう。

■体調や健康、家族の予定も配慮し、食べきれる量を作る

 家族とのコミュニケーションで夕食の適量を把握し、食品ロスがでないようにしましょう。

■作り過ぎて残った料理は、リメイクレシピなどで食べきる

 リメイクやアレンジレシピ(※1)で、作り過ぎてしまった料理を食べきるようにしましょう。

(※1)  愛媛県が募集した「リメイクアイディアレシピ(愛顔の食べきりアイディアレシピ)」を、 以下の県ホームページで紹介しています。

        https://www.pref.ehime.jp/h15700/tabekiri/r1tabekiri_idea_recipe.html

 

【外食時での工夫】

■自分にあった適量を注文して食べきる

 飲食店の中には、ハーフサイズ等の量の調整に対応してくれるお店(※2)があります。注文時には、まずはメニューの量を相談してみるなど、食べきれる適量を注文するように心がけましょう。

(※2) 市では、食品ロス削減に協力していただける飲食店等を募集し、「おいしい食べきり推進店」として認定しています。推進店では、お客様がおいしく食べきれるための取り組みを行っています。推進店及び取組内容については、以下のページを確認ください。

      https://www.city.seiyo.ehime.jp/kurashi/life/gomi/7257.html

 

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この記事に関するお問い合わせ先

環境衛生課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-1132
ファックス番号:0894-62-6564​​​​​​​

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