春日神社本殿修理

更新日:2024年03月01日

春日神社本殿の修理が完了しました

令和5年10月、明浜町狩浜にある春日神社本殿の保存修理が完了しました。

例年の秋祭りの盛り上がりからも伺えるように、狩浜地区民にとって春日神社はとても大切な存在です。

拝殿、中殿、透塀については令和2年~3年度にかけて保存修理がおこなわれ、今回はそれに引き続いての修理となりました。

修理前の本殿の建築年代を特定する明確な資料は見つかっていませんが、かつて狩浜と同じ吉田藩領だった地域の類例や、境内の石造物から読み取れる情報から、江戸時代後期の再建であると推測されています。その後、何度か部分的な修理をされてきたことが事前調査でも伺え、記録で確認できる最後の改修は昭和5年(1930)でした。今回は93年ぶりに行う大規模な修理となりましたが、外観は変更せず、健全な部材はできるだけ再利用することを基本方針としていただき、再建当時の面影を引き継ぐことができました。

 

修理過程をまとめた資料は、令和5年度狩江地区産業文化祭で展示させていただきました。詳細は下記PDF版をダウンロードの上、ご参照ください。

 

西予市では、重要文化的景観選定区域内の建築物や工作物の修理等に係る経費を一部補助しています。詳細は下記ページをご参照ください。

【補助】重要文化的景観選定区域内の建物などの修理費用の一部を補助します/西予市 (city.seiyo.ehime.jp)

修理後の本殿

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