【防災】 -災害の記録と記憶を継承する- 乙亥会館「災害伝承展示室」
企画展示(令和5年3月22日更新情報)
今年度、野村小学校5年生と6年生は「復興水辺域プロジェクト」と題して、様々な復興まちづくり活動を行いました。
その学習成果を展示しました。
プロジェクトの詳しい内容は、西予市ホームページ「野村小復興水辺域プロジェクト」をご覧ください。
野村小学校児童の一年間の頑張りが余すことなく表現されています。是非、観に来てください。
災害伝承展示室のご利用について
【入場料】
無料
日 |
年末年始(12月29日~1月3日)を除くすべての日 ※乙亥会館の開館日に合わせます。 ※臨時休館となる場合があります。 |
時間 | 午前8時45分から午後5時まで(最終入室時間:午後4時) |
【ご利用方法】
・原則、自由にご利用いただくことができます。入室前に、乙亥会館事務所(玄関入ってすぐ左)にお立ち寄りいただき、利用者名簿を記入してください。
・新型コロナウイルス対策などのため、5名以上の団体でご利用の場合、乙亥会館への事前申込をお願いします。申込及びその他の詳細については、以下のURLをクリックしてください。
●「災害伝承展示室のご利用方法について」
災害伝承展示室の概要について紹介をします。
西予市復興まちづくり計画で取り組むべき施策(基本施策)の一つに掲げた「災害の記録と記憶の継承」。この取り組みを推進するため、復旧を果たした乙亥会館内に災害伝承展示室を整備しました。
場所
乙亥会館 1階 旧カルチャー室
(住所:西予市野村町野村12-10)
▲2階正面玄関から階段を下りた右側の一室です。
▲ 入口イメージ
基本方針
展示室の目的を明確にするために、基本方針を定めています。
■ 平成30年7月豪雨災害を伝えること
■ 復興への歩みを伝え、支援への感謝を発信すること
■ 学習・教育の場として活用できること
■ 展示室からまちへの誘導するための窓口機能を有すること
テーマ
展示を通じて問いかけるテーマを設定することで、展示室を訪れる一人ひとりが自ら考え、行動できるよう深い学びの場を提供することを目指します。
【テーマ】
事実を知り、学び合い、備えの先にいのちを守る
■ 災害の教訓を生かすために、災害を知ることからはじまる
■ 災害から学び合い、学習行動を共有する
■ 学び合いが、想定される災害に備える行動につながり、それが命をまもる
展示の構成
室内は4つのゾーンに分けて展示をしています。
■ ゾーン1:導入展示 「まちのこと」
■ ゾーン2:災害を知る 「あのひ」
■ ゾーン3:復興への歩みと支援への感謝 「あゆみ」
■ ゾーン4:被災から学ぶ 「まなぶ、かんがえる、まもる」
▲ ゾーン1のイメージ図
▲ ゾーン2のイメージ図
▲ ゾーン3のイメージ図
▲ ゾーン4のイメージ図
展示物
当時の様子を伝えるため、写真、映像、新聞記事、支援への感謝の言葉などを展示している他、学びのための資料として、防災情報、最新映像技術を駆使したコンテンツなどを見ることができます。
整備方針
快適に利用できる空間づくりや、将来に渡って最小限の経費で効果的に活用ができる施設づくりを行うために、以下の方針に沿って整備しました。
■ 分かりやすさ、使いやすさを追求した空間づくり
■ 更新性の高さを追求した空間づくり
■ 将来に渡り運営しやすい空間づくり
具体的には・・・
・誰もが見やすい・使いやすいデザイン(ユニバーサルデザイン)やバリアフリーを採用
・誰もが理解しやすい文章やふりがなの使用
・誰もが使いやすいように、室内の経路幅は850ミリメートル以上を確保
・当時の模様を見ることを避けたい人のための導線を確保
・特殊な備品などは使用せず、汎用性や可変性の高い資材や備品を採用
など
災害VR・ARコンテンツの視聴について
災害伝承展示室では、VR(バーチャル・リアリティー)やAR(オーギュメンテッド・リアリティー)の技術を用いた映像を視聴することができます。
●VRとは・・・専用のゴーグルをかけて映像を見ると、あたかも自分がその映像の世界(仮想の世界)の中にいるような体験ができるものです。 ●ARとは・・・実際に存在する風景などに、そこにはない情報(写真や画像など)を付け足したり、合成したりすることで新しい現実を見ることができるものです。(例:何もない部屋に、家具を合成することで完成した部屋を確認することができる など) |
現在、以下のコンテンツを視聴することができます。
VR | 氾濫シミュレーション・・・当時、肱川の氾濫がどのように広がったのかを見ることができます。 |
のむら復興まちづくり・・・今後再整備が進む野村地区の復興まちづくりの未来予想図を見ることができます。 | |
AR | 災害伝承アプリ・・・災害語り部が案内するコースを表示して、コース上のポイントでの当時の被害状況などを見ることができます。 |
浸水体験・・・部屋の中にいる状態で、水が浸入してきた場合の状況を見ることができます。 |
▲浸水シミュレーション(VR)
▲浸水深度(VR)
▲ある地点からのシミュレーション(VR)
▲復興まちづくり(VR)
▲災害伝承(AR)
▲浸水体験(AR)
視聴方法について
VRは、専用のゴーグルをかけて視聴します。
ARは、タブレットで視聴をします。
各機材は乙亥会館事務所で貸し出しをしますので、視聴を希望される方は事務所にお声がけください。
操作説明書を一読いただいた後、事務所前の椅子に座って視聴をしていただきます。
●使用前は、必ず手指の消毒など感染症対策を行ってください。VRの場合は、使い捨てのゴーグルマスクをお渡ししますので必ず着用してください。 ●使用前は、必ず操作説明書を一読してください。 ●使用中は、必ず椅子に座って視聴してください。 ●VRは、360°見渡すことができるものです。椅子に座った状態で、近くに人や障害物がないことを確認してから使用してください。 ●使用後も、必ず手指の消毒を行っていただくほか、消毒シートでの機材の消毒をお願いします。 ●利用者が多い場合は、お待ちいただく場合があります。あらかじめご了承ください。 ●新型コロナウイルス感染症の状況により、利用(貸し出し)を停止する場合があります。 |
更新日:2023年03月22日