【報告】野村小学校復興水辺域プロジェクト

更新日:2023年10月23日

平成30年7月豪雨災害で大きな被害を受けた西予市野村町。ここでは、復興に向けて地域が主体となった様々な取組が展開されています。

その中の一つ。野村小学校5年生と6年生は「総合的な学習の時間」で、地域、大学、行政と協力し合いながら、地域の良さや課題を探求し、積極的に地域社会に参画しようと様々な復興まちづくり活動を行っています。

このページでは、その活動の様子をお伝えします。

「野村小学校復興水辺域プロジェクト」とは

野村小学校5年生と6年生が取組む活動を総称して「復興水辺域プロジェクト」と呼んでいます。

これは、「のむら復興まちづくりデザインワークショップ」など野村の復興に深く関わっていただいている、愛媛大学社会共創学部の松村教授をお招きした復興に関する学習の中で教えてもらったことを、プロジェクトのタイトルにしたものです。

「水辺域」とは、川辺からまちなか、里地、里山にいたる地理的な空間を指します。まさに野村そのもの。まちの特徴を知り、自分たちにできることは何かを探求し、実践していこうという意味が込められています。

5年生の活動テーマ

環境と暮らし(食)のつながりを体感しよう

5年生の主な活動は以下の3つです。

○さつまいもの栽培から収穫、販売を体験

○ひまわりの育成と種を次世代につなげる

○水生生物調査により肱川の環境を知る

皆で何をやりたいかを話し合い、野村高校生の「菜園共創プロジェクト」に刺激を受け一緒に取り組みたいといった意見や、水辺域の中心となる肱川の環境や生態を知りたいといった意見が多く挙がり、3つの活動を行うことになりました。

▲年間活動計画

6年生の活動テーマ

過去を学び、現在、未来につなげる

6年生の主な活動は以下の2つです。

○防災まちづくり・・・未来の防災倉庫を置く場所を考えよう

○里地・里山づくり・・・野村のシンボルを考え、デザインしてみよう

平成30年7月豪雨災害の教訓を学びながら、今後整備が進む河川沿いの空間エリアをより安全に、より魅力的な場所にするため、以下の活動を行うことにしました。

▲年間活動計画

活動の様子

5年生

6年生

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成果物

随時更新をしていきます。

令和5年度の活動情報

〇5月24日(5,6年生)

   復興学習会「西日本豪雨からの復興」

   講師  愛媛大学社会共創学部副学部長  松村暢彦 教授  ほか学生さん

〇6月9日(5年生)

   菜園実習

   さつまいも「紅はるか」苗植え

〇7月7日(5,6年生)

  「命の日」として

   災害から5年、追悼献花を行う

   学ぼう復興への道(5年生は、復興公園整備計画に学ぶ、6年生は、災害伝承展示

     から学ぶ)

   歌でつなごう のむらの歌(全校で、Inspi杉田さんと歌う)

〇9月7日(5年生)

   水生生物調査「肱川の生態を学ぶ」

   講師  愛媛大学大学院理工学研究科  三宅 洋教授  ほか学生さん

   協力  肱川ダム統合管理事務所

〇10月4日(5,6年生)

   防災学習「防災とまちづくり」「事前復興計画」「復興公園」

   講師 愛媛大学教育学部 井上昌善 准教授

   西予市危機管理課 井上一善 係長

   西予市政策推進課 和氣伸二 復興支援室長

〇10月23日(5,6年生)

   防災広場へ自分たちでデザインした石のモニュメントを作ろう

   復興への参画とジオ学習として川の石を拾い集める

   講師 四国西予ジオミュージアム 高橋司 館長

〇10月27日(5年生)

   菜園作業(芋掘り交流会)

   愛媛大学学生(のむら復興まちづくりデザインワークショップ参加者)と交流

   講師 愛媛大学社会共創学部副学部長 松村暢彦 教授 ほか学生さん

この記事に関するお問い合わせ先

復興支援室

愛媛県西予市野村町野村12号617番地1
電話:0894-72-0843
ファックス番号:0894-72-2323



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